ニュースを観察したい

思わず調べたくなるような面白いニュースや何かで役に立つかもしれない雑学をお届けします

メキシコで大量のイリジウム192が盗まれる

      2015/06/03

13日メキシコ合衆国南部タバスコ州のカルデナスで、がん治療や金属の溶接部の検査装置に使われる放射線物質イリジウム192が大量に入った容器がトラックから盗まれた。
イリジウム192は原子核に高エネルギーの荷電粒子、放射線を当て作った人工放射性元素である。
メキシコでは2013年12月にも放射線治療に使われる強力な放射性物質コバルト60がトラックごと盗まれる事件が起きていた。
このときの犯人はトラックに何が積まれていたのかは知らなく無事に回収されており死者はでなかった。
イリジウム192は適切な防護服を着けずに触ったりすると短時間でも永久的な害を及ぼす可能性のある危険な物質なのだという。
今回盗まれた大量イジウム192を無防備な状態で近くに数時間から数日いれば死に至る恐れもあるとして警告している。
イリジウム192は過去に日本でも被害があったようです。
1971年9月千葉県内の造船所で作業員がステンレス製の鉛筆のようなものを拾った。
01イジウム192
それがイリジウム192だと知らずに好奇心からズボンのベルトにさし下宿に持ち帰ったという。
そして彼の下宿を訪ねた5人全員が被ばくし放射線急性障害が生じた。
そのうちの1人は何度か手術を行なったが最終的に右手2本の指を切断しなければけなくなったそうだ。
このような危険な物質はもっと厳重に管理してもらいたいものである。
参考記事
こちらには症状の写真などもあるので注意してください
参考資料

 - ニュース , , ,

Posted by アンゴルモカ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

↑PageTop