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JR長崎線で伝達ミス危うく特急同士の正面衝突事故になるトラブル

      2016/03/07

20150523-01jr

5月22日に佐賀県白石町のJR長崎線肥前竜王駅付近で、特急同士のすれ違いミスで危うく正面衝突事故になるトラブルがあった。
危うく大惨事だった。
運転手が非常ブレーキをかけてなんとか止まったが2台の特急の距離はわずか93メートルでギリギリだった。
運転士に指示をだしていたJR九州指令との情報伝達ミスが原因だったようだ。

予定では博多発長崎行きのかもめ19号と、長崎発博多行きのかもめ20号は肥前鹿島駅ですれ違うはずだった。
しかしかもめ19号の運転手が肥前竜王駅直前で異音に気付き駅手前の信号機のほぼ横で停車した。
これがことの発端だったようだ。
その間にかもめ20号は一駅進み肥前竜王駅ですれ違うことにした。
20号が肥前竜王駅の待避線に入ったことでJR九州指令が19号の運転再開を指示する。
この時ポイントは両方向とも待避線側になっていたが、かもめ19号の運転士は自分の車両が直進方向になっていると誤解していた。
ポイントを時速35キロで通過して待避線に進入して気付いたので非常ブレーキをかけた。

伝達ミスがあった原因はかもめ19号の停車位置だったようです。
かもめ19号の運転士は目視で信号機を通過していると認識していたが実際は信号機のわずか手前で止まっていた。
運転士は停車位置について九州指令に鳥栖から49キロ地点と伝える。
しかし正確には信号機は鳥栖から49.16キロの場所にあったので、指令側は信号機の160メートル手前で停車していると判断した。
信号機は赤色だったので指令はかもめ19号が160メートル進んだところで停車すると思い発車の指令をだす。
そして信号機で停車してからポイントを直進側に切り替えて19号の発車許可をだすつもりだった。
しかしかもめ19号は信号機を通過していたので信号無視をする形となる。
本来ならばATS(自動列車停止装置)が作動するのだが停車位置がATSの設置場所を過ぎていたので作動しなかった。

関係者は連絡内容を決めるルールを徹底しなければいけないと話したという。
停止位置が絶妙すぎてシステムの抜け穴に入った危険なトラブルだったようだ。
YAHOO!ニュース

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Posted by アンゴルモカ
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