中国の貯水池で1人を助けようとして7人死亡

中国南部の広東省汕頭（すわとう）で5日午後、少女が手を荒を洗おうとして誤って貯水池に転落した。
それをみて助けようと両親や親戚も飛び込んだが全員溺れてしまい少女を含む7人全員がが亡くなった。

亡くなった7人に中学生2人と小学生1人もいたようだ。
この日中国では日本のお盆にあたる、清明節と呼ばれる年中行事だったので、少女は近くの墓を清掃したあと手を洗おうとして貯水池に落ちたということです。
状況からして後から子供が飛び込むとは考えにくいので、先に助けようとして子供が飛び込んだが溺れてしまい、それを見て助けようと後から親が飛び込んだのでしょうか。
現場は写真のようにすり鉢状になっており周囲に転落を防ぐための柵などもありませんでした。
このような構造だといきなり深くはならないのですぐに這い上がってこれそうに思えますが実はそうではありません。
このような貯水池などは水がずっと溜まっていて汚れており苔も大量に付着しています。
プール開きの前にプールの掃除をすると苔でヌルヌルしてすべることを思い浮かべてください。
しかもすり鉢状に斜めになっているので足をつけて立とうとしても滑ってまた奥に戻されてしまうのです。
そうまるで蟻地獄のようなものです。
川で溺れてしまった人を助けよとして一緒に流されて死亡してしまうという事故はたまにありますが、この人数が一度に死亡するケースははじめてみました。
助ける場合も冷静に状況をよくみて判断することが必要になってきます。
参考記事