緊急停止ボタンを押したらなぜか爆発

緊急停止ボタンを押したつもりが・・・・
15日午後、横浜市西区高島のビルの3階にある医療施設よこはま高島町クリニックにて爆発のような事故が起こった。
施設内の消防設備の点検をしていたところ男性作業員1人が怪我をしたという。
病院に運ばれたが意識はあり命に別状はないそうです。
同僚と数人で施設内の消防設備の点検をしていたところ、男性作業員の腰のベルトの金属が近くにあったMRI検査に使用する機器につっくいてしまったという。
金属を取る為に機器を停止させようと緊急停止ボタンを押したところ爆発が起こったということです。
MRIは強力な磁気で検査をする機器である。
その為、検査室の入り口や機械本体にも金属を持ち込こんではいけないと警告をするよう義務づけられおり金属探知機のついている施設もあるという。
強力な磁気を発生させるために、液体ヘリウムで冷した超伝導磁石を使用しているようです。
ヘリウムは気化すると体積が約700倍に膨張する。
冷却が止まることで温度が急上昇し気化したヘリウムが膨張したことが原因なのではと詳しい事故の状況を調べているそうです。
MRIを使用する為の強力な磁場を発生させるには数週間ほど必要でその為の費用もかかるので普段から磁場は発生させたままにしているということです。
現場はJR横浜駅付近のビルが立ち並ぶ場所だったようなので大事故にならなくてよかったことだろう。
機器を停止させると危険なのに緊急停止ボタンの意味とはいったい・・・