高知県の保育園で母の日と父の日の行事がなくなる!理由は1人親の子どもが悲しむ
2016/03/10
保育園では母の日や父の日に似顔絵を描いたりするのが定番だった。
しかし近年高知県内ではこのような行事が減ってきているようだ。
なぜそのようなことになってしまているのか?
高知県内のとある保育園では今年から母の日と父の日の行事をとりやめて、代わりに中間にあたる6月をファミリーデーを設定した。
母の日と父の日をしない代わりにこのファミリーデーに家族へのプレゼントを作成することにしたようだ。
このように母の日と父の日を行なっていない保育園は多いらしい。
高知市内にある89の保育園の7割にあたる61の保育園が行なっていないのだという。
なぜ行なわなくなったのかの理由は1人親の家庭の子どもに寂しい思いをさせるからという意見が大半だった。
とある母子家庭で育った保育士がこのような行事が寂しく大人になってもこの時期は辛いと体験談もあった。
それと保護者からそうしてほしいとの意見が多かった保育園もあったようだ。
今は1人親の家庭が4分の1を占めるクラスもあるという。(1クラス30人だとすると12人もいるとは多いですね)
母子家庭のほうが多いことから父の日の行事だけ行なわない保育園もあるそうです。
半年近く議論を重ねて行事続行を決めた保育園もあったようだ。
行事を続行した理由としてはいろいろな事情で家族が揃っていない家庭があることを知ってほしいということ。
自分の家族の在り方を悲観したり引け目を感じたりしないで生きていけるようにいろいろな家庭があることを知る機会にしたいからだという。
この行事をやめるならバレンタインデーやクリスマスも悲しい思いをしている人が多くいるけどうなの?という意見もあるようだ。
高知新聞