奈良県文化会館つどいの広場で15メートルの木の上に子猫がいて救出劇
2016/03/27
6月28日奈良県奈良市登大路町にある奈良県文化会館のつどいの広場で木から下りられなくなった猫の救出劇があったようだ。
なぜ猫は木の上にいたのだろうか?
奈良市消防局によると16時34分に通行人から木の上で猫が鳴いていると通報があり7人の隊員が現場に駆けつけたという。
隊員が現場に到着すると木の上からニャーニャーと鳴く猫の姿が木の葉の隙間から見えていた。
奈良県文化会館によるとこの木はナンキンハゼで約15メートルの高さがあり猫がいた位置は目視で10メートル以上の高さだったようだ。
よくそんな高い所まで登れたものだ。
現場にいた人の話では隊員が枝にロープを掛けて揺さぶっても猫が下りてこず困っていたという。
悩んだ隊員はブルーシートを広げて落ちてくる猫に備えてロープを枝に掛けてゆさぶることにした。
木を揺らすが猫は大きな声で鳴きながら必死に爪を立ててしがみついていて枝が大きくしなっても下りても落ちてもこなかった。
隊員は人数が足りないと見守る人らに声を掛けて力のある男性に手伝ってもらえるように頼んだ。
一般人11人が協力することになりロープを引いて枝を揺さぶった。(なんとも心の温まる話である)
しかしそれでも猫は落ちてこずどんどん強く引っ張っているうちにバキバキッと音を立ってて直径5センチ以上もある枝が根元から折れてしまったようだ。
その時の衝撃で猫が木から落ちてきたということです。
周囲からは猫は大丈夫?との声が上がって猫を取り囲むように人だかりができていたという。
猫はショック状態なのか動いていなかったようで安否が心配された。
そして到着した保健所の職人に猫を引き渡した。
保健所によると保護した猫は生後1ヶ月から2ヶ月で体長は約20センチで去勢している可能性もあるが雌だったということです。
獣医師による確認も行われたが鼻と眉間に少し傷があるが元気な様子をだったようだ。
今後飼い主を探す為にホームページで情報を公開するとしている。
もし飼い主がいなければ猫の体調などをみて譲渡するかを検討していくようです。
救出が終わった後も奈良県文化会館にあの猫は大丈夫でしたか?と訪ねてくる人もいたようだ。
救助を見守っていた市内に住む30代の女性は大丈夫でよかったと笑顔を見せていたという。
この猫はどうしてそこまで高いところまで登ったのか、枝が折れてしまったが木は大丈夫なのか気になりますがほっこりとしたニュースでした。
YAHOO!ニュース