手足口病ってなに?適切な予防と対策とは
2016/03/03
夏になると話題にあがる手足口病ですがどのような病気か知っていますか?
そのまま手と足が口になるのではなくて、主に手と足と口の中に2ミリから2ミリの水疱性の発疹ができることからそう呼ばれています。
原因となるウイルスは多く存在しお尻や全身にも水疱生の発疹ができることもあるようです。
主に夏を中心に流行し感染するのはほとんどが子供で報告数の90%前後は5歳以下の乳幼児だそうです。
主な感染経路は感染者の咳やくしゃみでウイルスが飛び散る飛沫感染、病原体の付着した物などに触れる接触感染、便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染する糞口感染です。
予防策としてはしっかりと石鹸で手洗いをして特におむつを交換する時は排泄物を適切に処理しましょう。
タオルの共用も避けたほうがいいでしょう。
感染しても発病しないままウイルスを排泄していたり、直った後も長い期間便の中にウイルスが排泄されます。
手足口病にまだ有効なワクチンは存在しない為日頃から適切な予防を心がける必要があります。
感染してもほとんどの人は1週間程度で治りますが稀に合併症で髄膜炎、脳炎などの中枢神経系の合併症、心筋炎など他にもさまざまな症状が出ることがあるようです。
手足口病にかかった場合は経過を注意深く観察して合併症に注意したほうがいいでしょう。
赤ちゃんの場合口の中の発疹が痛み食事や水分を嫌がることがありますが、脱水症状を起こさないように十分な水分補給を行うようにしましょう。
夏にまた流行する可能性もあるので小さなお子様のお持ちの方は注意されたほうがいいかもしれません。
厚生労働省手足口病Q&A