埼玉県の中学校で給食費未納の生徒に給食を提供しないと通知すると払いだす
2016/03/20
埼玉県北本市立の中学校4校が学校給食費を払えるのに払わない未納が相次いでいた。
そしてついに3ヶ月給食費の未納が続いた場合はその生徒に給食を提供しないことを決定した。
実施は7月からで未納金額が膨らんだことによる苦肉の策だということです。
各家庭にこのことを通知したところ該当する保護者43人のうち納付の意思を示さなかった保護者は3人に激減したようだ。
子供に給食を食べさせてもらえないと言われると払うしかないですね。
それでも3人払っていないのが不思議。
しかし作る量を減らすわけではないだろうし根本的な解決にはならないような。
北本市教育委員会によると生徒1人あたりの給食費は月4500円でその全部が材料費に当てられているという。
今年4月から6月までの3ヶ月分の未納をしていた家庭の未納金額は合計で58万500円だった。
担当教諭が家庭訪問などで給食費の納付を求めていたが一部未納を含むと全体額が合計180万円にもなっていた。
このままでは7月分の食材購入が危ぶまれる状況だったということです。
さすがにここまで未納者が多いともうどうしようもないだろう。
そこで4校は3ヶ月未納の家庭の保護者43人に生徒に弁当を持たせるように学校だよりなどで通知した。
有料なものを手に入れる時にはそれ相当額の支払いをすることは社会のルールなどと書いていた。
まあごく当たり前のことですね。
すると40人の保護者が納付すると意思を示したようである。
生活保護を受給しているなどがあれば給食費を負担しなくてよい例もあるようだ。
しかし該当する家庭からは学校に相談もなかった。
そうしたことから教育委員会は支払うだけの資金力があると考えられるとみている。
しかし自分の子供にだけ弁当を持参させるのは他の生徒から好奇の目でみられたりするなどの意見もあった。
生徒へのマイナス面が大きいことから細心の注意を払うように校長会に指導しているという。
残る未納の意思を示さない3家庭についても今月中に1部だけでも納付してもらえるように努力するとしているようだ。
全国の学校でもこのようにすれば給食費の未納問題は解決していくかもしれない。
YAHOO!ニュース