京都市役所の公文書に消せるボールペンが62件使用されていたことが発覚

6月10日に京都市監査委員が調査したところ京都市役所の複数の公文書に消せるボールペンが使用されていたことが判明した。
消せるボールペンで文書に記入すると改ざんされる可能性があるのに不注意ですまされないだろう。
幸いにも改ざんされた文書はなかったようである。
京都市は全職員に改めて使用禁止を呼びかけた。（改めてというからには注意はしていたのだろう）
最近消せるボールペンが便利なので流行っているようですね。

市監査委員が昨年4月から9月までを対象期間に、帳簿や証書など7局3区役所57の課や事務所を調べて見つけた。（わざわざ消えるか試したのだろうか？）

監査結果で消せるボールペンを使用していたのは市民スポーツ振興室、市長皇室、上京区役所地域力推進室の3部署だった。
主に使用されていたのはタクシーチケットの整理簿や使用報告書、資金前渡出納簿、備品などの使用管理簿だったようだ。
市民スポーツ振興室ではなんと51件も使われており、市長皇室で9件、上京区役所地域力推進室で2件と合計62件もあったことが発覚した。
消せるボールペンを使用していた職員らは日常的に使っていて不注意で公文書にも使ってしまったと話しているようだ。（不注意すぎだろう）
他自治体は警察で不適切な使用が発覚したことから昨夏に全職員に事務作業チェックシートを配布し消せるボールペンの使用禁止を呼びかけていたという。

消せるボールペンは印刷物の校正などに便利で若い人を中心に使用する職員がいるという。（便利ではあるが仕事に使うのはどうなのか）
民間でも大事な契約書には消せるボールペンで書かないのは当然のこと。悪意を持って消せるようにするケースも考えられるので繰り返し使用禁止を訴えた。
全国の自治体などでも消せるボールペンを使用禁止する動きが進んでいる。
メーカーにも重要な証書類などへの記入には使用しないように呼びかけている。

京都府舞鶴市では今年4月に備品台帳や職員の残業代申告書などを消せるボールペンで記入されていた文書が多数見つかっていた。
2012年8月には大阪府の警察官が調書に消せるボールペンを使用して著名後に修正したことで書類送検される事件もあった。

間違える可能性があるなら最初から使用禁止しておいたほうがいいですね。
自分は悪意がなくても消せることが分かると悪さをする人もいるかもしれません。
京都新聞