和歌山電鉄の三毛猫のたま駅長が16歳で急性心不全で死に社葬 が行われる
2016/03/20
6月24日和歌山電鉄は22日の夜に三毛猫駅長のたま駅長が急性心不全で死んだと発表しました。
5月19日から鼻炎で入退院を繰り返していたようです。
たま駅長は人間に例えると約80歳ぐらいで猫年齢は16歳だった。
その功績を称えて和歌山電鉄は28日午後0時半から貴志駅コンコースで小嶋社長が葬儀委員長となり近親者のみで社葬を営むことが決定している。
たま駅長は1999年4月29歳生まれの雌の三毛猫です。
旧南海電鉄貴志川線志駅に住み着いていたトラ猫ミーコが貴志駅で4匹の仔猫を出産したがそのうちの1匹が三毛猫だった。
他の仔猫は新しい飼い主に貰われていったりしたが一番性格のおっとりした三毛はたまと名付けられてミーコと一緒に小山商店で飼われるようになった。
当時から近所の人たちや駅の利用客から可愛がれており駅のアイドル的存在であった。
たまが必要以上に耳を掻く仕草をすると次の日の降水確率はなんと90%以上という天気予報の特技もあったという。
2006年に和歌山電鉄に移管されるときに地元自治体から小屋の撤去を求められたが、飼い主が駅に住めるようにしてほしいと和歌山鉄道の社長に直訴した。
そして2007年に1月に貴志駅の駅長に就任することになった。
たま駅長の主な業務は猫であることから客招きであった。
任期はなく終身雇用で報酬は年棒としてキャットフート1年分。
乗客数の増加や観光へのアピールの功績からスーパー駅長になる。
たま駅長をモデルにした駅舎や電車ができたりとローカル線を元気付けていました。
そして2014年にはウルトラ駅長に昇進して全駅の駅長となった。
これからもたま駅長の功績は語り継がれていくことだろう。
朝日新聞DIGITAL
追記
6月28日の昼12時半からたま駅長の社葬がニコニコ生放送で生中継されるようです
三毛猫「たま駅長」和歌山電鉄社葬 生中継
そして3000人が参列して社葬が行なわれた。
献花台には多くの花などが添えられている様子が映っていました。
そしてたま駅長は最後の辞令で名誉永久駅長に任命されることとなった。
再来年には10周年のお祝いをしようとしていたに残念だったといいうことです。
神式の零祭である五十日祭を迎える8月10日までは駅長職を空席にして、しばらくは5駅隣の伊太祁曽駅(いだきそ)の駅の駅長でもある三毛猫のニタマが継続して代行を行なうとしている。
8月11日には喜志駅のホームにあるねこ神社の横に墓を作ってたま明神として奉ることも発表した。