名古屋城の外堀に巨大な外来魚が複数いて生態系に影響。お堀には鹿が2匹住んでいる
2016/03/20
近年ペットでかっていた動物や魚が野放しにされてしまい生態系に影響を与えてしまい問題となっている。
愛知県名古屋市中区になる名古屋城でもそういった外来魚が問題となっているようだ。
名古屋城の外堀には鯉や水草や水鳥などが生息しているが巨大な外来魚により食べられてしまうこともある。
確認されているのは中国原産のソウギョ3匹と北米原産のアリゲーターガー2匹で、名古屋市は3年前から捕獲をこころみているのだが外堀は広く隠れ場所が沢山ありまだ捕まれることができていない。
ソウギョ
アリゲーターガー
アリゲーターガーはクリクリとした目と細い口がかわいいですが肉食で胴体がえぐられて鯉が数匹発見されたりもしている。
水鳥を食べていたという目撃情報もあるらしい。
名古屋市環境局なごや生物多様性センターによると、アリゲーターガーは6年前に外堀で泳いでいるのが発見され現在の体長は約1.5メートルと推定されている。
最大で3メートルまで成長することもあるようだ。
今春に発見されたソウギョも体調1メートルを超える大きさで主に水草を食べている。
どちらも観賞用に飼われた魚で飼い主が外堀に放したとみられている。
今月28日に仕掛けて外堀においた定置網を引き上げて捕獲をする作戦だ。
名古屋城のお堀の中にはなぜか鹿が2匹住んでいるらしい。
鹿は江戸時代の徳川三代将軍家光のころから名古屋城内で飼われていたとされている。
太平洋戦争後に客寄せの為に東山動物園から3頭連れてきて放し飼いにしていたら数が増えていったという。
一番多い時期で鹿は56頭もお堀に住んでいたようだ。
しかし野犬にやられてしまったりお城の改修工事で生活場所が狭くなり食べる草も少なくなり現在の2頭になってしまった。
残っている鹿2頭は母と子とみられており両方とも雌なのでいずれはいなくなってしまうということです。
そこまで数も多くないので釣り大会を開催するなどしてみればどうでしょうか。
朝日新聞DIGITAL