宮城県貞山高等学校で学校微収金滞納の生徒2人に卒業式出席を拒否
2016/03/21
昨年3月に宮城県多賀城市にある宮城県貞山高等学校(ていざん)で卒業式があった。
しかしある理由により全日制の3年生と定時制4年生の生徒2人を卒業式に出席させなかった。
なぜかはその生徒達は教材費などを滞納していたというのである。
その後、結局滞納金未納のまま卒業を認めたということです。
しかし宮城県教育委員会は滞納は学業とは無関係なので卒業式に出席させないということは避けるべきだとしている。
せっかく通っていた学校の卒業式に出れないというのも悲しい話である。
宮城県教育委員会などによると生徒2人は出席日数や成績には問題がなかった。
しかし入学直後からお金に困っているとの理由で教科書や体操靴などに使う学校微収金の滞納がつづいていたということです。
微収金は授業料とは別で学校ごとに独自で集めているお金のことのようだ。
教科書や体操靴などは買ったような記憶があるがはっきりと覚えていません。
宮城県貞山高等学校の2人の保護者に何度も支払いを求めたが払ってもらえず卒業式直前になっても未納だった。
この2人には未払い金を納入したら卒業証書を渡したいと説明したようだ。
その後、未払い金の納入はなかったが3月31日付で2人の卒業を認め本人に通知することになった。
結局親は払わなかったみたいだがいくらだったのかは分かりません。
卒業証書は4月下旬に渡したという。
宮城県教育委員会はこの2人の進学や就職に影響はなかったと話している。
卒業証書がもらえないと言われれば払いそうなものだがそこまでお金に困っていたのだろうか。
宮城県教育委員会は徴収金の滞納を理由に卒業を取り消すべきではないということを格高校に伝えていたようだ。
当時の校長はあくまで卒業させないつもりはなくギリギリまで納入を待ちたかったとしていたそうだ。
卒業させないということの他に別の方法があったのかもしれないと話しているという。
このままだと正直に払っている人が損をすることになる。
給食費未納問題のように深刻なことになる可能性があるので対策は考えたほうがいいかもしれない。
YAHOO!ニュース