2015年6月1日から道路交通法が改正され自転車の取り締まりが強化

2015年6月1日から道路交通法が改正され自転車の違反の取締りが強化される。
道交法上自転車は軽車両なので違反をすると免許がなくても取り締まりの対象となります。
今まであまり切符を切られたという話を聞かなかったのは、自転車の違反に反則金制度がなく罰金しか適用できなかったからということです。
しかしこの改正で新たな制度が加わり取締りができるようになります。
違反はバイクなどとほぼ同じになります。
しかし違反したから1回で罰金というわけではなく、3年間のうちに2回摘発された場合に安全運転講習を受けなければいけなくなります。（一部1回でアウトになる違反もあります）
この時に手数料として5700円が徴収れるのでこれが反則金の扱いとなる。
安全運転講習は3時間の講習を受け最後にテストがある。
この安全運転講習を受講せずに3ヶ月放置していると5万円以下の罰金となるので注意が必要です。

代表的な違反をあげると
・道路は左側通行すること（右側通行は1回目でも5万円以下の罰金となります）

・2人乗り運転（1回目で5万円以下の罰金となります）
・信号無視
・歩道は走ってはいけない
・一時停止の標識があれば止まり地面に足をつけないといけない。もちろん踏切り前では一時停止が必要
・一方通行の逆走
・携帯電話やスマホやPCを操作をしながら運転
・イヤホンで音楽を聴きながら運転
・夜にライトを付けずに走る
・傘を差しながらの運転
・手放し運転
・2台の自転車でおしゃべりしながらの並走
このように今まで普通にやっていたことが全て違反となります。

他に警官が検査の為に呼びとめられて自転車を検査することができるようになりました。
この検査を拒否したり命令違反すると5万円以下の罰金になります。

自転車事故が多発しているので今回導入されることになったが、免許無しで気軽に乗れていた自転車が厳しくなりちょっと残念ですが仕方のないことです。
自転車事故で多額の賠償金を命じられることも多くなり自転車保険に入ることも推奨されています。
自転車に乗るお子さんがいる場合は年間数千円で入れるものも多いので、もしもの時の為に入っておくほうがいいですね。
全日本交通安全協会