オーストラリアでコアラの数が増えすぎて木と食料不足で700頭を安楽死
2015/07/08
アメリカ合衆国政府が運営する国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、コアラは絶滅危惧種に認定されていたがオーストラリア・ビクトリア州政府はコアラの頭数の削減を進めているという。
ビクトリア州政府関係者はコアラの削減について、このままだとコアラに十分な食物を提供できないからだと語った。
コアラが生活可能な生息密度は1ヘクタールあたり1頭だが今の現状は1ヘクタールに少なくとも3頭から4頭生息しているとみられており多いところでは20頭に達する場所もあるようという。
報道によると頭数が多すぎるためにビクトリア州政府は昨年コアラ700頭を極秘に安楽死させたとしている。
オーストラリアコアラ基金のデボラ・タバート氏はそれは解決方法ではないと指摘しているという。
コアラが多すぎるわけではなく木が少なすぎるようだ。
ビクトリア州政府は新たにコアラの頭数を抑制する方法を思いついたとして、メスコアラに避妊具を植えつけているという。
他には一部コアラの生息地を移転することも検討している。
絶滅危惧種なのに削減するとはなにか矛盾しているような気もしますが木と食料がなくなると絶滅絶滅してしまうので仕方がないことなのでしょう。
新華ニュース