綺麗カツオノカンムリ10億匹が砂浜を埋め尽くす
2015/07/08
この海辺の写真ですがただ砂浜に波が打ち上げられたように見えますが実はそうではなく、砂浜にみえる青く見えるものはなんと全てクラゲなのです。
拡大するとこのようになります。
うわああああ!
季節外れだと海にクラゲが増えるので海で泳がないほうがいいと聞いたことがあるますがそれどころではない。
泳ぐどころか海に近づけないけないというぐらい砂浜がクラゲで溢れかえっています。
これはクラゲの仲間でカツオノカンムリというもので、紫の水夫、風まかせの船乗りと呼ばれておりアメリカ西海岸の砂浜に大量に打ち上げられたものなのだそうです。
4週間から6週間ほど前からオレゴン州とワシントン州の海岸で目撃されるようになり、次第にカリフォルニア州でも目撃されるようになったようです
カツオノカンムリは三角形の硬い帆のようなものを持っており、普段は外洋の表面を風と海流に身を任せてふわふわと漂流しながら餌の微小なプランクトンを探している。
しかしいつもと風向きが異なる年には陸地の方向へ流されてしまいこのような事態になってしまうようだ。
カツオノカンムリが大量に陸へ打ち上げられるのは珍しいことではなく、3年から6年ごとに起きている現象だという。
この打ち上げられたカツオノカンムリは西海岸沿いに約10億匹が打ち上げられているだろうということです。
カツオノカンムリの帆の部分は乾燥すると透明でとても綺麗にみえます。
まるでガラス細工のようで思わず拾って持って帰りたくなってしまいそうです。
しかしカリフォルニア州では許可なく海洋生物を採集することは禁止されているので綺麗だからといって拾い集めてはいけないようだ。
またクラゲの一種なので刺されることもあるという。
指で触れても痛みはないが触れた指で目を擦ったりすると刺激を感じてしまうので触らないほうがいいと指摘されている。
日本でも16日和歌山県白浜町臨海の北浜海岸でこのカツオノカンムリが大量に漂流しているのがみつかったそうです。
その数は5千匹以上だという。
中にはカツオノエボシという電気クラゲも混じっており死んでいても刺激毒が強いので注意したほうがいいということです。
数日は田辺湾の縁側に打ち上がる可能性があるので注意が必要のようだ。
海にはいろいろは物が打ち上げられることはよく聞きますが、これだけの大量のクラゲというのは初めてみました。
参考記事