中国で裏口入学で4年間大学に通っていた男性が卒業間際で詐欺だったと気付く

5月24日に中国湖北省の武漢大学に裏口入学で入学して4年間大学に通っていたがそれが実は詐欺だったと気付く謎のトラブルが発覚したという。
この被害にあったのは若者20人ほどにものぼるとみられている。
4年間も通っていてなぜ気付かなかったのだろうか。

ある被害者の男性は大学受験に落ちてしまった。
それを知った父親の知人の陳さんが武漢大学にコネがあると話を振ってきたようだ。
陳がんが言うには15万元（約300万円）を支払えば必ず武漢大学に入学できるという話しだった。（怪しい）
陳さんが自信たっぷりに話す姿に信じてしまい15万元を支払い武漢大学の入学通知書を受け取ることに成功した。
さらに学生指導員と名乗る王さんに学費1万5000元（約30万円）と寮費3500元（約7万円）も渡し入学手続きを完了した。
入学した男性は他の学生と同じように授業に出席し試験も受けて大学内の宿舎に寝泊りしていた。（嘘なら出席とかとる時にばれないのだろうか）
なにか大学で問題があれば王さんに相談をしていたそうです。

しかし卒業間近の今年4月になり相談をしていた王さんと突然連絡がとれなくなったという。
不安になった男性はネットで全国大学生データを検索すると自分の名前がないことが発覚した。
すぐに父親に連絡をすると父親は警察に通報して陳さんを含んだ容疑者3人の身柄を拘束した。
相談役をしていた王さんの行方は分からなかったようだ。

詐欺被害者は少なくとも24人とみられており被害総額は400万元（約8000万円）以上とみられているという。

男性はこの4年間学生証や図書館利用カードが発行されないことや、授業の出席の点呼で名前を呼ばれないことを何度も相談役の王さんに相談していたが、裏口入学だから仕方がないと言われていたようだ。
そもそも教師が君は誰？となるのではないのか。

それにしても4年間も誰にも不審に思われず構内をうろつき授業を受けていられたことにびっくりである。
ネットでは大学側関係者もこの事件に協力していたのではないかと論争されていた。
Record China