山形県桜田小学校プールで混ぜるな危険で塩素ガスが発生し教諭と作業員が入院
7月1日の午前8時ごろ山形県山形市桜田小学校でプールの機械室から塩素ガスが発生する事故があった。
桜田小学校によるとプールの水質の調整作業をしていた女性教諭が消毒液を違う投入口に間違って入れてしまった為に、化学反応が起きてしまいガスが発生したという。
このことで連絡を受けて処理作業をした業者の男性と女性教諭が入院した。
いずれも命に別状はなく小学校でも体調不良を訴える児童はいなかった。
桜田小学校によると女性教諭は1人でプールの塩素濃度を調整する作業をしていたという。
水質を管理する薬品を注ぎ入れる投入口は2つ並んで設置されていて、女性教諭は間違ってごみなど水の汚れを凝集する薬品を入れる方の投入口に消毒液を注ぎ込んでしまった。
水の汚れを凝集する薬品は酸性で消毒液はアルカリ性なので混ざり合い塩素ガスが発生してしまったとみられている。
異変に気付いた女性教諭はすぐに教頭と校長に連絡し教室の窓を閉めてガスが流入しないように対策をとった。
臭いはすぐに薄れてこの日は通常通り授業を行なったということです。
桜田小学校はプールの機械室を管理している業者に連絡して原因を確認するなどの処理を依頼した。
業者の男性は機械室内で作業にあったがその時は体調に異変を感じなかった。
現場を離れ午後になると不調を訴えて受診し病院側が119番通報し、山形市消防本部が残留ガスの有無を調べるとともに安全確認を行なった。
校長は多くの人に心配と迷惑を掛け申し訳なく再発防止に努めたい話していたという。
間違うと混ぜるな危険が起こるのに分かりやすいように印などはなかったのだろうか。
山形新聞